Hi-Vision = FM スクリーニング


 

従来の印刷(AM スクリーニング)は線数が175 線での印刷が主流であり、出来上がった印刷物を細かく見てみると、イメージを形作る網点がハッキリと見えます。そうした事により印刷物によっては滑らかさを失ったり、色の濃淡をうまく表現出来なかったりする事が多々あります。
FM スクリーニングの場合、イメージを形作っている網点が非常に細かく(線数では400 線相当)拡大してみても網点が見えないので、階調が滑らか、広い色域再現、鮮やかな発色など印刷に求められる表現に非常に向いております。

FM スクリーニングの主な特長


AM スクリーンでは、50%付近の網点で濃度の段差発生しますが、FM スクリーンでの発生は目立ちません。これはFMスクリーンの中間付近における網点では隣の点との接触がランダムになるので、濃度の段付きが少なくなるからです。中間付近のざらつきが目立たなくなり、滑らかな色調表現が可能です。


20μのFM スクリーニングでは、微細なドットで画像を印刷することにより、網点の干渉で発生するモアレ、地図や細かいイラストなどでおこる線の切れもなく、色を掛け合わせた小さな文字も鮮明でシャープな再現が可能です。


特殊な印刷であるFM スクリーニングですが、料金コストは従来のAM スクリーニングと変わりません。また、印刷する物によってはAM スクリーニングの方が良い場合もございます。
どちらで印刷するか迷われた場合などお気軽にご相談ください。

FM スクリーニングとAM スクリーニングの表現比較

FM スクリーニングとAM スクリーニングの網点形状の違い

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